生産者の紹介
シャトー・オー・ブリオン/Chateau Haut Brion
『偉大なシャトーの“ハズレ年“ほどの“当たり”はないです。価格が控えめなのに味はしっかり保証されている。1級シャトーを飲むとボルドーはやはりテロワールだなと感じます』ソムリエ 井黒 卓
シャトー・オー・ブリオンはボルドーで16世紀から存在する由緒正しき、最も古くから継続的に存在し続けているシャトーです。
1426年の頃に既に現在の畑と同じ場所(Haut Mont)から小さなチャペルの為にワインがつくられていたそう。1521年には現在と同じ音のオー・ブリオン(Aubrion)として知られており、それが変化して現在のオー・ブリオン(Haut Brion)となりました。
元々シャトーが建てられた経緯としては、オーナーのジャン・ド・ポンタックがリブルヌ市長の娘と結婚した際の持参金としてこの土地が含まれていたことから始まりました。
17世紀にはすでに現在のRobert ParkerともいえるSamuel Pepysなどの評論家から素晴らしい評価を得ていました。それと同じ頃にイギリスで彼らのワインを販売する酒場を開くこともしていました。オー・ブリオンはボルドーワインとして初めて、フランス国外で売り出し、宣伝を行ったシャトーなのです。
ワイン造りにおいて彼らが行った功績は実に大きいものです。
ボルドーでは当たり前となっている、樽に寝かせたワインを極力酸化から守るために常にワインでいっぱいにする注ぎ足し(補填)を行ったのもオー・ブリオン。補填することにより、樽の中での長期熟成が可能となりました。
他にも、独特のオリジナルの瓶に詰めるためにワインのシャトー元詰めを初めて行ったのも、1961年にステンレスタンクを初めて導入したのもオー・ブリオンです。
1855年のメドック格付けでは、唯一メドック地区ではないにも関わらず第一級格付けを得ています。それほどまでに、当時からオー・ブリオンのワインは特別視されていたといえます。
現代のオー・ブリオンの歴史は1935年にニューヨークの投資家クラレンス・ディロンがシャトーを購入した時から始まります。彼の名前は同グループが造るワインの名前にもなっています。また彼の孫娘のジョーンがルクセンブルクのチャールズ王子と結婚するなど、ルクセンブルクとの関係が深く、現在でも2008年からロバート王子が経営管理を行っています。
50haの畑の栽培比率は45.4%メルロ、43.9%カベルネ・ソーヴィニヨン、9.7%カベルネ・フラン、1%プティ・ヴェルド。植樹密度は8,000-10,000本/ha。平均樹齢は36年で、中には樹齢90年にも及ぶ古樹も存在します。
またボルドーの白ワインのトップに君臨する彼らの白ワイン用の畑はたったの3ha。赤ワインよりも高額で取引されています。
彼らの畑はボルドーの中心街から5kmと離れていないこともあり、道路と建物に囲まれています。土壌は非常に深くまで続き(18m)、砂と粘土が混じる砂利土壌でクォーツなど色々な鉱物が存在しています。斜面にある彼らの畑の一番高い丘は、標高27mに達します。
シャトー・オーブリオンの大きな特徴は、熟成前にブレンドすることです。通常は品種毎に熟成を行い、瓶詰め前に最終ブレンドを決めるところ、オー・ブリオンはマロラクティック発酵が終わった後にすぐブレンドして樽に詰めます。
その理由としては、オーク樽の影響を受ける前にブレンドが完成していた方が、まとまりや溶け込む方が良くなると考えているからとのこと。
近年ではオー・ブリオンは厳しい選果によってセカンド・ワインにより多くのワインを、そしてさらに多くの割合をバルク販売することで、グラン・ヴァンの生産量を減らしています。1990年と2010年のグラン・ヴァンの生産量を比較すると、なんと半分以下となっています。
これによってシャトーの長い歴史の中でも一層高いレベルのワインを造ることができるようになった一方、価格も高くなってきてしまっています。
みんなのワインレビュー
シャトー・オー・ブリオン ぺサック・レオニャン 2004年
この商品にはまだレビューがありません。最初の一人になりましょう!

通販専用フリーダイヤル
受付 / 10:00-16:00 (平日)
※お支払いは現金代引きのみ
※一般のお客様専用窓口です